ストレイテナー

時折晴れ間も覗く中、Sky Jamboreeを”マイホームフェスティバル”と呼び、長崎をこよなく愛す、ストレイテナーが登場。

ここまで良い意味、曲者・強者が続いた前半のSky Jamboreeのステージに、軽やかに登場し、始まりに相応しい美しく壮大な『DONKEY BOOGIE DODO』でスタート。
続いて、タイトなリズムと骨っぽい音、≪Vo.≫ホリエアツシの無骨なヴォーカルがたまらない『Tornado Surfer 』と、「踊りましょうか長崎!」と声高らかに、『KILLER TUNE』!
バキバキの冴えわたった日向秀和のベースも下腹部を突き上げ、ナカヤマシンペイのドラムに合わせオーディエンスが飛び跳ねる!まさに文字通り、テナーの”必殺”!踊らずにはいられない、彼らのファンならずとも、聴けて、踊れて、演ってくれて嬉しい1曲。

「長崎のみんなありがとう、長崎に来てくれたみんなありがとう!いろんなバンドから長崎に来て、長崎のことめっちゃ好きになったとか、スカイジャンボリーにまた出たいとか言ってもらえて俺たちも嬉しいです。でもそれは何でかって言うと、みんなが最高だからでしょ!」語りかけるように、満面の笑みでホリエアツシがオーディエンスへ向かいあい、それを受けるオーディエンスのひとりひとりもめっちゃ良い顔している。

「よかったら一緒に歌ってください」と、中盤にアンセティックな『Melodic Storm』で、この場所に集ったみんながひとつになった。その歓喜をそのまま残しつつ、甘酸っぱい夏の名残を惜しむかのような『シーグラス』で、フロアを幸せに包んだ。

「また長崎帰ってきますんで、また会いにきてください」と、最後のメッセージを残しラストソングの『スパイラル』。この曲自体、”ファンのひとりの人生の為に1曲作りたい”という思いで作られた、ヒューマニックな想いを届けて、8度目の稲佐山を後にした。

活動を始め、Sky Jamboreeと同じく21年を迎えたストレイテナー。
さらに成長を続け、さらに貪欲に、自分たちの信じる道を突き進み、また来年も”マイホームフェスティバル”@Sky Jamboreeを牽引するポジションを務めてくれることだろう。

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SET LIST
M1:DONKEY BOOGIE DODO
M2:Tornado Surfer
M3:KILLER TUNE
M4:Melodic Storm
M5:シーグラス
M6:スパイラル

photograph by Yuki KATSUMURA

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