スカジャン スペシャルレポート
   
   
     
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フラワーカンパニーズ

「It’s Only “ Roc’Kyun’ Roll “」
続いて2番手に登場したのは結成17年目を迎えた今、改めて各方面から注目が集まっているバンド=フラワーカンパニーズ。
個人的にもここ数年愛してやまないだけに「チケット代出すから仕事としてじゃなく客としてライブを見たい!」という心境(笑)

「大舞台だろうがライブハウスだろうが関係ないんだよね。ただ自分たちのライブをしっかり見せるだけ」。ライブ前にそう語っていた(vo)圭介さん。その言葉通りステージに登場するメンバーは4人ともいつもと変わらないリラックスした雰囲気。しかし楽器を手にしたその佇まいからは“16年間ロック1本でやってきた”というオーラが内側から滲み出ているようにも感じられる。

キャリアの分だけ名曲もたくさんあるので、どんなセットリストでくるのか?ワクワクしていたファンも多いはず。1曲目は「恋をしましょう」でスタート。(これは意外だった!)たたみかけるように「NUDE CORE ROCK’N’ROLL」この時点でオレは竹安さんのリフに打ちのめされた。

ライブ中盤では、一朝一夕では醸し出せない30代のロックを味わえる、ここ数年のフラカンを凝縮したような名曲「深夜高速」〜「東京タワー」の流れ。あまりの存在感・力強さに思わず身震い。

終盤に入り、たとえ曲を知らなくとも踊れるし楽しめる=これぞフラカンの真骨頂!というべき圧巻のステージング。
会場全体が「馬鹿の最高」で1つになったところで、ラストに「真冬の盆踊り」!“音楽は音を楽しんでナンボ!”といわんばかりに、7500人がみんな曲にあわせて手をヒラヒラ盆踊り!(ステージ袖から見てると何とも滑稽であり何とも平和な風景だった。)たまらんです。

人生の酸いも甘いも経験した男たちが繰り出す胸キュン・ロックンロール=“ロッキュンロール”これでみんなもフラカン中毒!
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F-FREAK FACTORY

時刻は13:30を少し回ったころ。3番目に登場したのは「G‐FREAK FACTORY」群馬から「DREAD ROCK」を引っさげて稲佐山に降り立った。
これまでに何度も長崎ではライブを行っている彼らだが、Sky Jamboreeは初出演。この大舞台を前に(vo)茂木さんは心境を話してくれた。「正しいのか/間違っているのかはわからないけど、俺らなりの方法論で何かを伝えようと思う」

観るのはもちろん、聴くのも初めてという人も多かったことだろう。しかし、この日稲佐山に集まった人々はネームバリューや偏見でバンドを判断するものはいない。音楽を・自然を・平和を愛する人々が集まっている場所なんだ。プレイヤーとオーディエンスの間に“音楽”があれば、心が通じ合うのだと思う。

「NEXT JAP GENERATION」から始まったライブ。この曲をきっかけに物販に並んでいた人や芝生エリアで談話していた人も次第にステージから発せられるメッセージに注目しだした。
“故郷に愛と誇りを”という愛言葉を発信する「日はまだ高く」では、軽快なサウンドも相まって会場全体が心地よいグルーヴ感に包まれる。
そして個人的にも驚いた3曲目。世の中を牛耳る運転手=DRIVERを変えろ!という力強いメッセージを伝える「CHANGE THE DRIVER」。音源とはアレンジが全く異なり、何とメンバーの敬愛する「Bob Marley/No Woman, No Cry」をベースに魂で歌い上げた。前日に限られた時間を使って長崎のあらゆるバイブレーションを感じ取ってきたという茂木さん。この曲では平和記念像のポーズをするシーンも。

さらに「SUNNY ISLAND STORY」をはさんで、バンドを代表する楽曲「島生民」に突入。この楽曲はどの楽曲と比べても別格の個性を放つ。
ステージと客席…そんな境界線は必要ないといわんばかりに、ステージを降りてオーディエンスの目の前で全身全霊をこめて唄う姿は、平和のため・愛のために身を捧げる戦士のようにも見える。様々な感情が体を支配したのだろう、この曲の途中(vo)茂木さんは涙が止まらなかったそうだ。
最後はファン感動の「風」を披露。

RockとReggaeを融合させたサウンドにのせて、時にやさしく・時に辛辣なメッセージを投げかけた彼らのステージ。心に響いたのではないだろうか。
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