Sky Jamboree 2022

SPECIAL REPORT

スペシャルレポート

10-FEET



史上初の2Days開催。総勢17組が1つのステージで繰り広げてきた濃厚なバトンリレーもいよいよ大トリの出番!
Sky Jamboree 最多出演(今年で17回目)かつ、2019年には稲佐山ワンマンも成功させた10-FEET。バンド結成25周年の彼らがヘッドライナーとして登場だ。

時刻は午後7時10分、すっかり暗くなった稲佐山に荘厳なSE「そして伝説へ」が鳴り響く。10-FEETタオルを掲げた大勢のオーディエンスに迎え入れられながら3人が登場。(毎年恒例、今回も(B/Vo)NAOKIはSky JamboreeのスタッフTシャツを着用。笑)

「よろしくな!」と(Vo/G)TAKUMAが挨拶し、1曲目は【蜃気楼】
3年前の稲佐山ワンマンではイントロから歓声が発生していたこの曲、今日は声を出すかわりに力一杯拳を振り上げるオーディエンス。そんなファンに直接声を届けるかのように、TAKUMAがマイクを離れて肉声で歌う場面も。



ギターの6弦をドロップチューニングして次の曲【aRIVAL】へ。
ヘヴィなリフとスクリーモヴォーカルが特徴的なナンバー。その攻撃的なサウンドにあわせてヘッドバンギングしたり拳を突き上げたり、新曲ながらファンもしっかり反応。(PA席付近で観ていたKjもヘッドバンギング!)

チューニングを再びレギュラーに戻したギターをかき鳴らしながらTAKUMAがMC。
「3年ぶり!ただいま、おかえり、久しぶり!会えてよかった!会いたかったよ!今日は、楽しい思いや幸せは倍に。辛いこと、苦しいことは半分に。ライブってそうやろ?Sky Jamboreeってそうやったよな!楽しいことや元気は誰かを励ますガソリンに。悲しみや苦しみは誰かを励ますためのガソリン、相談に乗るときの知恵に、優しさに。無駄なものなんてない。全部燃料にかえて帰ろうぜ!今日の主役はSky Jamboreeに来たお前らやぞ!俺たちは盛り上げ役!」と、心に響く言葉を伝えたあと



「地元の友達呼んでいいかな?ROTTENGRAFFTY!」と話しながらワウを効かせたカッティングで【その向こうへ】に突入。
NOBUYAとN∀OKIの登場に(Dr)KOUICHIも嬉しそうに笑顔で演奏。ゲストボーカル2人が縦横無尽にステージを駆け回ったり、NAOKIのハイキックもあったり実に賑やか!もちろん場内の盛り上がりも一層ヒートアップ!

グータッチしながらN∀OKIとNOBUYAが去った直後、すぐさま【RIVER】のイントロを弾き始めるTAKUMA。
「悠々とそびえ立つ稲佐山」「長崎で一つになる」「浦上川」など歌詞をアレンジして楽しませつつ、ギターソロ前「意外と一番後ろも一番端も表情まで見えるんすよ、ありがとうね!(みんなの気持ち)届いてますよ!」といって笑顔で手を振りながら器用にオクターブソロをプレイ。



そしてソロ明け「もう1人友達呼んでいいかな?Dragon AshからKj!!」と紹介されると、なぜか客席からKj登場(笑)
ちょっと前までPA席付近でライブ鑑賞していた彼だが、ライブ途中から「ごめん、夏を諦めきれなくて(客席の)最前にいたw」とのこと。そしてステージの照明を落とすようKjが指示すると、真っ暗な稲佐山に観客のスマホライトだけが浮かび上がる幻想的な雰囲気に。
「どうかこの瞬間だけは皆さんも自分に素直に、自分自身にだけ誠実に楽しんでください。」と呼びかけ、ほんの数分間でミラクルを起こしたKj。流石。

RIVERを終えて「愛やろ愛、ポジティブ!」と前向きな言葉を重ねつつ「6時間も12時間も説明が必要なことが、ライブの場では1曲で伝わるのかもしれない。文字だけやったら、言葉だけやったら、悪いとこだけ伝わって傷つけたり炎上したり苦しんだりするかもしれないことが、ここやったらちゃんと伝わると思ってやってます。」
そう話してSky Jamboree初披露となる【シエラのように】へ。
豪華ゲストに彩られた2曲も最高だったが、メンバー3人だけでストレートに想いを伝えるこの曲も素晴らしく良い!

演奏後、TAKUMAがNAOKIを手招きしてドラムの前で3人ヒソヒソ会議。(時間的に)1曲増やせそう!との一言でファン大喜び!

TAKUMAが「『ハハーッ!GO!』…って言ったら始めてな!」と言ってる最中にKOUICHIがハイハットカウントで反応。「俺までひっかけんなよ、お前!オレ合ってるやん(笑)」と、小学生みたいなやり取りでみんな笑顔に。
「まじで今日はみんなめちゃくちゃ笑って帰ろうな!悲しいこと、苦しいこと、俺らにくれ!募金箱や、全部置いていけ。もらうわ!ハハーッ!GO!」で追加曲【SHOES】を演奏。

そのまま勢いでラストへ向かうのでなく、今は亡きSky Jamboree 初代プロデューサー:有森勝郎との思い出を話し始めるTAKUMA。

「楽しいことを思いついたら、それをやるために大変なことや現実的なことをあまり考えずに“まずやってみよう!”という人でした。はっきり言ってちょっと変な人でした(笑)でも俺はシンパシー感じてました。やっぱめちゃめちゃオモロイこととかアイデアを発明する人って最初笑われる。変な人やと思われる。でも別に変な人とかじゃなく“珍しい”んよね。ハッピーなことをまず一番に表現して言える人、大事やなと思います。だから『楽しいしコレやってみたい!』とか『お前のこと好き!』とかポジティブなことをみんな恥ずかしがらずにいっぱい言って、いっぱい幸せになっていってください。それにはテンションが必要なんで、そのテンションを半分ずつ”ええやつ”を分けて一緒に持って帰れたらなと思います。」

歪んだギターをかき鳴らしながら最後の曲【ヒトリセカイ】へ。
アドリブで言葉を加えたり時折声を荒らげながらオーディエンスに訴えかけるTAKUMA。KOUICHIの個性的なドラミング、NAOKIのスーパー開脚ベースも印象的。ハンドクラップや拳振り上げでオーディエンスもエモーショナルな演奏をサポート。
「ありがとう有森さん、また来年!」と一言つぶやき35分のライブが終了!

例年の「もってこーい!」コールに負けないぐらい力強い拍手でアンコールを求める観客。しばらくして照明が灯り3人が再びステージへ。
大きな生声でありがとう!と叫びつつ「渋滞を心配して早く帰ろうとする人、爆発します!」とTAKUMA。どっと笑いと拍手が沸き起こるなか「じゃあみんな、タオル無くそう!」の一言で次の曲を察知したファンは首にかけていたタオルを手元にスタンバイ。
初期の人気ナンバー【CHERRY BLOSSOM】で一斉にタオルを宙に舞わせて大盛り上がり!

アンコールは1曲だけ、と言っていたものの「有森さんやったら、もう1曲やっちゃえ!って言いそうな気がする!」と【VIBES BY VIBES】をサプライズ追加(笑)
丸一日踊っていたろうに疲れ知らずで、一番後ろの観客までみんな楽しそうに飛び跳ねる!最後はTAKUMAの提案で、一度しゃがんで大ジャンプ&タオル投げでフィニッシュ!
「またネガティブもポジティブもはんぶんこしようぜ、またね!」と話し、いい表情でライブを終えた3人。ほぼ全ての出演者がバックステージで彼らにあたたかな拍手を送り続けた。

この日同じ場所にいた全ての人に愛を、ポジティブを届けてくれた10-FEET。
初めての2 Days開催でも“Sky Jamboreeらしさを築くことができるか?”という心配があったスタッフのネガティブ要素をもポジティブなパワーで払拭してくれた。
およそ2年半もがきながら耐えながら過ごした期間を乗り越え、その向こうへ進み出したのだと実感できた1日となった。ありがとう、10-FEET!

SET LIST

1:蜃気楼
2:aRIVAL
3:その向こうへ feat. NOBUYA, N∀OKI (from ROTTENGRAFFTY)
4:RIVER feat. Kj(from Dragon Ash)
5:シエラのように
6:SHOES
7:ヒトリセカイ

En.1:CHERRY BLOSSOM
En.2:VIBES BY VIBES

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