Sky Jamboree 2024

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SHANK



出演アーティスト発表の際、ひときわ喜びの声がFM長崎に寄せられたバンド=SHANK。
3人とも長崎在住で、グッズに095(長崎市の市外局番)を表記するなど地元を大切にしているバンドだが、Sky Jamboreeは過去2回しか出演しておらず今回が6年ぶり3度目。

「呼んでもらえるなら毎年出たいけど、なかなか声をかけてもらえないから自分たちでイベントを立ち上げることにしました。」と、2011年からは“BLAZE UP NAGASAKI”というイベントを開催している彼ら。昨年のBLAZE UPでは「開催中止となったSky Jamboree 2021の仇をとりました!そろそろ呼んでください!」とMCしてくれたが、その言葉も功を奏して(?)久々のSJ出演!

「Take Me Back」「Wall Ride」の2曲で公開サウンドチェックしたのち一旦ステージ袖へ。DJ YUYAのバンド紹介中その低音ボイスの声マネをするなど(※庵原将平は何年も前からYUYAのマネをしており、ラジオで披露したこともある)レイドバックした雰囲気のまま再びステージへ。

「長崎 SHANK 始めます!」と告げ、まずは30秒ほどのショートチューン【Surface】でスタートし、すぐさま(Gt)松崎兵太の滴るようなギターリフから2曲目【620】へ。
彼らが強い影響を受けたSKA / REGGAE / DUBのエッセンスがふんだんに盛り込まれた楽曲。会場のあちこちでスカダンス発生!
さらに(Dr)池本雄季のフィルインから3曲目【Good Night Darling】に突入!
リリースから10年、ライブでもよくプレイされる人気曲。声を出さない代わりに拳を上げてBメロのコール&レスポンスをしたり、曲調に応じてハンドクラップしたりと自分の好きなように楽しむオーディエンス。

チューニングを整えてから将平が短めのMC。
「6年ぶりに帰ってまいりました、Sky Jamboreeありがとう!僕らが見に行ってた中学生くらいの頃はSKAバンドがいっぱい出ていてすごく影響されたのを覚えています。今日はSKAバンド枠で呼ばれたと思って踊らせて帰ります。」と言い終えた直後【Frustration】がスタート!


管楽器なしのSKAバンド「3.6MILK、SNAIL RAMP、175R」の系譜といえる、軽快かつメロディアスなスカナンバーでしっかり観客を踊らせて次のナンバー【Hope】へ。
兵太の攻撃的なギターサウンドが実に痛快!将平の歌声も音源以上にエモーショナル。
さらに「踊って帰ってくれ!Jamboree!」と一言添えて【Life is...】を畳み掛けると、SKAカッティングにあわせて場内みんなツーステップ!

3曲がっつり踊らせた後のMCが「こんにちは!」から始まるのが何ともSHANKらしい(笑)
「僕らも11月にBLAZE UP NAGASAKIというイベントを出島メッセでやってるんで、夏はSky Jamboree、冬はBLAZE UPでどうか皆さん力を貸してください!」と将平。
続けて兵太も「V・ファーレン長崎と長崎ヴェルカとSky JamboreeとBLAZE UP NAGASAKI、みんなで盛り上げていきましょう!」と呼びかけ、でんでらりゅうのメロディをギターで奏でて【Knockin' on the door】に突入!
子供のころペーロンで太鼓打ちを担当していたのも影響してか(?)長崎ゆかりの曲を楽しそうに叩く雄季。オーディエンスのハンドクラップも加わり大盛況!

ハッピーな雰囲気から一転、バビロン(不条理な権力)をぶっ壊そうというSHANK流のレベルミュージック【Smash The Babylon】へ。2分ほどのなかにパンク、SKA、ツービート、メロディなど、彼らの個性がギュッと詰まった曲でオーディエンスを刺激。
続いてスティービーワンダーの名曲【Isn't She Lovely】のカバーを披露。
原曲のメロディの美しさや将平の歌声の良さがストレートに感じられる、3ピースバンドならではのシンプルなアレンジが好印象。

「めんどくさい時代ですね。酒も飲めない、声も出せない、我慢することばっかりで嫌になりますけど。なんとか僕らもSky Jamboreeと一緒に長崎の音楽シーンを守っていきますんで、どうか皆さんまた一緒に遊びましょう!」と短めに話して最終パートへ。

まずは柔らかい音色のアルペジオギターから始まる【Wake Up Call】
穏やかなビートと伸びやかな歌声が自然豊かな稲佐山と相性抜群!どこからともなくシャボン玉が飛んできて一層心地よい雰囲気に。
続いてライブ定番の【Set the fire】
最初の優しい歌い出しから1曲終わるまで、オーディエンスも終始手をあげて心のシンガロング状態!
「長崎SHANKでした!Jamboreeまたね!」とお別れの一言とともに【Honesty】
人気曲のそろい踏み!バンドもオーディエンスも暑さに負けず最後までいい表情!



これでライブ終了かと思いきや、ラストに30秒ほどのショートチューン【submarine】を付け加えて、全13曲のパフォーマンス終了!

ファンはご存知だろうが“SHANKはいつ、どこで見てもSHANK”なのが凄い。大舞台でも気負うことなく、MCでおべっかを使うこともしない。常に自分たちを貫く姿勢というのは、簡単なようでなかなか出来ないものだ。
もちろん今日のライブもこれぞSHANK!という感じだったのだが、でもいつもより楽しそうに演奏していたように感じたのは筆者だけだろうか?

ライブ後に話を聞くと「Sky Jamboreeは家が近いから不思議な気持ちになるフェス。それに出演が決まると(どんなフェスより)親が喜ぶし、実際見に来るし(笑)なんか他のフェスとは違う感覚。」と将平&兵太。

Sky Jamboree特有の雰囲気により、ちょっぴり特別なSHANKが堪能できた35分間だった!

SET LIST

1:Surface
2:620
3:Good Night Darling
4:Frustration
5:Hope
6:Life is...
7:Knockin’ on the door
8:Smash The Babylon
9:Isn’t She Lovely
10:Wake Up Call
11:Set the fire
12:Honesty
13:submarine

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