Dragon AshDragon AshのSky Jamboree出演は2011年以降、この8年で4度目。ダイブ、モッシュは禁止しているものの、彼らが出演すると毎回ライブエリアが壮絶な肉弾戦となるのだが、2年ぶりとなる今回はいかに…?!午後5時40分。まずはダンサーのATSUSHIとDRI-V、そして(Dj)BOTSが先発してステージに登場。ダンスとスクラッチを披露している間に(Vo/G)Kj (Dr)桜井誠 (G)HIROKI (B)KenKenも自身のポジションにスタンバイ! 7人が揃った直後、ハイハットカウントから【Mix it Up】へ!重たいディストーションギターと暴力的なゴリゴリベースがライブエリアの導火線に火をつけ、たちまちダイバー大量発生!ステージ前の警備スタッフが急きょ増員となったことに「やべー!セキュリティが増えた!」と興奮気味のKj。さらにオーディエンスを煽って、一番後ろまで総立ち状態に! Mix it Upのアウトロにクロスフェードで入ってきた次の曲は、hide with Spread Beaverの【ROCKET DIVE】!原曲へのリスペクトに満ちた秀逸カバーで、あらゆる世代のロックリスナーが大合唱!! やわらかい木漏れ日のようなイントロが鳴り響き、3曲目の【光りの街】へ。新曲だった2年前と違い最初から曲に順応しているオーディエンス、途中の「so we hope」のシンガロングもバッチリ!速いビートに転じるタイミングで「セキュリティの数は十分だ!オラ来い!!」とKj。ダイバー達が荒波のように大挙して押し寄せる事態に! 機関車がノーブレーキで驀進するかのようにKenKenの高速スラップから【The Live】に突入!攻め攻めのバンドサウンドとラップに、血湧き肉躍るオーディエンス。「首ちぎれるくらい頭振れ!!」とのミッションを受けて、1万人がヘッドバンギングする壮絶な光景も! その後、Kjがギターを置いてハンドマイクに切り替え、ATSUSHIの悠然としたダンスから【Jump】がスタート。曲の中盤でKjが「タオル持ってんだろ?夏フェスなんだから。どのバンドのタオルだって構わねえよ、だいたい仲間だから!」と呼びかけ、色とりどりのタオルが旋回!また「見せてみろ!長崎!Fxckin' Jump!」との呼びかけで一斉にジャンプ! 会場の一体感がマックスになったところで、伝家の宝刀【Fantasista】! 演奏もダンスも最高なのはいうまでもないが、特にこの曲ではKjの放ったアジテーションに痺れっぱなし!! 冒頭「ダイブ、モッシュ禁止って書いてあるけど、本当にそんなこと思ってたらこういうバンド呼ばねえから!!」 1サビ前「サークル、モッシュピット、こっからよく見えてんぞ!夏フェスやロックフェスは、お前らのもんだからな!!」 1サビ終わり「関東地区ではDragon Ash、BRAHMAN、MONOEYESがライブをやるとき、セキュリティが格闘家に替わります。今日はそうではないようなので、ダイブキャッチしてもらったらセキュリティの皆さんに"ありがとうございます"と一言いってお帰りください!」 2サビ前「年に一回でもいいんだから、デタラメになっちゃえよ!!そんな後ろで見てていいのかよ?年に一回だぞ!野郎どもここまで来い!!」 リミッターを解除したロックキッズ達、残る体力の全てをここで使い切る勢いで大暴れ!シンガロングやOi Oiの声量もダイバーの数も、先ほどまでとは段違いに倍増!自分たちが主役、というような生き生きしたオーディエンスの表情が印象的! 最後はマイクを通さず「これがロックフェスだ!皆さんありがとうございました!!」と力強く言い切ってライブが終了! MCらしいMC無し、真剣勝負の30分間を終えてメンバーそれぞれに去っていくなかで、最後にIKUZONEのチェックシャツをステージ中央に立てたKenKen。場内からはステージの8人に最後まで惜しみない拍手が贈られた。 SET LIST 1:Intro 〜 Mix it Up 2:ROCKET DIVE 3:光りの街 4:The Live 5:Jump 6:Fantasista NEWS Dragon Ash LIVE TOUR「UNITED FRONT」 12月9日(日)Zepp Fukuoka / with:coldrain 降谷建志 2ndアルバム「THE PENDULUM」 2018年10月17日リリース 降谷建志 1st LIVE TOUR「THE PENDULUM」performed by Kj and The Ravens 11月22日(木)福岡BEAT STATION |
photograph by Yuki KATSUMURA |
