
KEMURIのパフォーマンス後も天候は不安定なまま。後方でゆっくり見ているオーディエンスは寒さとの闘いになってきた。できるだけ最後までイベントを楽しんでもらいたい、しかしこれが原因で体調を崩してほしくない。そんな想いがスタッフの頭で交錯する。
誰もが“温かみ”を求めていたそのとき、ステージから聞こえてきた声。1人は優しく包み込むような声、もう1人は体の芯にズシッと重低音が響く声。MEGA HORNとRYU REXの2人がサウンドチェックにやってきたのだ。
リハーサルで聞けた彼らの歌声、そのわずかな時間だけでも耳から温かくなった気がした。少なくとも個人的には。
その後準備も整い、MEGARYUの長崎初ライブがスタート!
この日のステージはターンテーブルではなく、ギター・ベース・ドラム・キーボード・ホーンセクションをバックに揃えた生バンドスタイル!CD以上にダイナミックなサウンドが広がってゆく。
ジャマイカのギラギラした太陽のもと生まれたReggaeだからか、曲からアツいものを感じる。加えて2人の天性の声。次第に寒さを忘れてオーディエンスも踊りだしてきた!会場がノッてきたところで3曲目にヒットチューン「DAY BY DAY」を披露(感極まって涙する人も)。なんとこの曲が始まったときに降り続いていた雨がやむという奇跡が!
その後アッパーなトラック「アゲアゲハリケーン」ではみんなでタオルをぐるぐる回してボルテージが上がり、ラストはFMへのリクエストも多い人気ナンバー「夜空に咲く花」をしっとりと歌い上げてライブが終了。
彼らのようなスタイルのアーティストはこれまでSky Jamboreeにいなかったタイプなので想像がつかなかったが、むしろ今回の出演は必然であったことを痛感。美メロに、そして歌声に疲れた体を癒された30分だった。
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