スカジャン スペシャルレポート
   
     
今年で第八回目となったSKY JAMBOREE'06〜愛言葉〜。
8月27日(日)、長崎市稲佐山公園野外ステージで開催された当日の感動と興奮を、
FM長崎・DJマーク(松尾匡悟)が振り返るスペシャルレポート!

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hare-braind unity

時刻は11:20。今年のオープニングアクトに抜擢されたのは地元・長崎北高出身の4人組バンド「hare‐brained unity」だ!
ステージに出るなりまずはオーディエンスにミニ・ミラーボールを投げてプレゼント。そしてリーダーの和田大樹(B)が特大のミラーボールを掲げて登場。自分達の音で会場を揺らす!DISCO JAMBOREEにする!そんな意思表示だ。

「今年出演するバンドのなかで、僕らが唯一長崎出身。地元で行われているイベント、しかも憧れだったライブなんで思い入れはハンパじゃない」と口にしていたメンバー。
興奮、緊張、感動、様々な感情がステージに立った瞬間に爆発したのだろう。いつもはクールな4人が1曲目から熱い!(vo)布谷がオーディエンスを煽る!

的確にビートを刻むドラム、ゴリゴリ攻める骨太いベース、DISCOサウンドの要となるきらびやかなギター、繊細なメロディを高らかに歌い上げるボーカル。
そこにエッセンスとして“熱狂”を加えたこの日のヘアブレ・サウンド。
(これまでに見たヘアブレのなかでも、この日が1番ROCKしていた!)

もともとキャッチーなサウンドでもあるが、今回のセットリストがFMのパワープレイ楽曲中心ということもあり、一緒に歌っている人も多数。また、たとえ曲を知らなくても音が鳴れば体が自然と動く、これぞヘアブレ・マジック!といったところか。

“COOL & DISCO”をコンセプトに、4つ打ちのダンスビートとキャッチーなメロディを組み合わせたサウンドは想像以上に稲佐山との相性抜群。
あっという間に20分のステージが終了した。
「長崎の人に自分らの“今の姿”を見てほしかった。“地元出身でこんなに頑張ってるヤツらがいるなら、オレも頑張ろう”って思ってもらえたら嬉しい」そう語った彼らのパフォーマンスは、間違いなくオーディエンスのパワーになったに違いない。

  hare-braind unity
 
hare-braind unity
 
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No Regret Life

Sky Jamboreeは当日のタイムテーブルを一切発表していない。ステージに並べられた機材セッティングから推測するしかないのである。
開催時刻の12時をまわったその瞬間に、ステージ上に揃ったセットはシンプルな3ピースバンドの機材。
トップバッターは「No Regret Life」が登場!

メンバーの出身地はそれぞれ違うが、バンドが産声をあげたのは鹿児島。同じ九州つながりということもあってか、彼らのサウンドは長崎のオーディエンスとの相性が良い。そして何より、長崎には何度もライブを行っていることもあり、彼らの登場を温かく拍手で迎え入れる人が多い。

橋口くんのドラム、松村くんのベースは的確なビートを生み出すだけでなく、楽曲の持つ感情のうねりも表現してくる。そこに小田くんの表情豊かなギターと熱い想いのこもった言葉が重なり合う。その融合体はオーディエンスの耳ではなく胸に飛び込んでくる。

「たくさんの音楽とたくさんの音楽人。今日はこれ以上何もいらない」と話す小田くん。彼ら自身これまで何度も音楽に救われてきた・支えられてきた人間なのだろう。曲と曲をつなぐMCが音楽への愛を感じるものばかり。

全6曲をプレイ、最高に楽しい時間だったのだろう。ラスト「Wonderful World」のアウトロで、汗びっしょりの小田くんはギターを身から離しステージを降り最前列のオーディエンス全員と笑顔でハイタッチ!
その姿を見て感じたのだが、彼らにとっては「稲佐山に集まった7500人 対 No Regret Life」ではなく“1人1人に対してひたすら真っ直ぐ”唄を届けていく30分間だったのだろう。
会場がどこであろうが、オーディエンスが何人であろうが変わらない。彼らが結成以来ずっと続けてきた自然体のライブだったような気がする。

No Regret Lifeの人間臭い活動スタンス。人との繋がりが希薄になりつつあるこのご時世にあって、彼らの音はしっかり支持されるのだから世の中まだまだ捨てたもんじゃないな、と思うのは俺だけだろうか。

  No Regret Life
 
No Regret Life
 
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