Sky Jamboree 2026

NEWS

ニュース

go!go!vanillas



19:40

とっぷりと陽が暮れたステージに青い光が灯り、いよいよSky Jamboree 2026がラストを迎える。
DJ YUYAの「スカイジャンボリー2026、大トリはgo!go!vanillas!」という呼び込みに、会場中から大歓声が起き、SEの『Lab.』が鳴り出せば、そこに重なるのは大きな手拍子とさらなる歓声。待ちきれないと言わんばかりに、フロアの熱が一気に高まっていく。そしてステージへ。「2026スカイジャンボリー、トリ、はじめるぞーーーーーーーーーーーっ!」。≪Vo./Gt.≫牧 達弥の声高らかな宣誓とともに『one shot kill』へ。始まった瞬間、フロア中の手が一斉に挙がり、さらに中央には恐ろしいほどの速さで人の波が渦を巻く。2年振り6回目。初のヘッドライナーを待ち構えていたオーディエンスのエネルギーがいきなり爆発した。



“Oiコール”が沸き起こるなか、「俺たちの故郷九州にでっかい声を捧げたいと思います!愛してるぜ九州!!、We Love スカジャン!We Love 九州!We Love 長崎!」このコールアンドレスポンスのデカさが、とにかくヤバい。
その熱をさらに煽るように『カウンターアクション』。躍動感あふれるリズムに乗せてオーディエンスが一斉に身体を揺らし踊る、跳ねる、歌う。ステージと客席の境界なんて、とっくに消えている。

「このまま新曲演ってもいいですか?」8月19日に配信されたばかりの『THE WALL』へ。おそらく!?日本最速ともいえるリリース直後のフェスでの披露。待ち望んでいたファンも初めて聴くオーディエンスも関係ない。エネルギッシュなバンドアンサンブルが生み出す疾走感と高揚感に、会場は一気に飲み込まれていき、あちこちから「バニラズ最高!」の声が飛ぶ。そして、ここから牧が語り始めた。「楽しんでますか?2026年、スカイジャンボリーの大トリやらせてもらってますgo!go!vanillasです!」
そこから語られたのは、2015年初めてSky Jamboreeに出演した日のこと。
そのときは一番手。長崎出身のジェットセイヤの地元・長崎での初出演だったこと。
当時トリを務めていたストレイテナーのホリエアツシが朝から会場に来て、バニラズのライブを見てくれていたこと。
そして、このフェスが長崎にとって、九州にとって、どれほど大切なものなのかを改めて実感したこと。
「九州っていろんな不運に見舞われることが多いんですけど、毎回毎回苦しい思いしながらも繋いでみんなが前を向いて今こうやって九州人としてここに立てていることが俺の誇りです。」



ELLEGARDEN、ストレイテナー、10-FEET、この11年間、稲佐山で大トリを務めてきた先輩たちを見ながら、「いつそこに立てるんだろう」と思い続けてきたという。そして今日、その場所に立っている。
「このスカジャンの未来を俺たちgo!go!vanillasが繋ぎにきました」。その言葉に続けて、「初めてスカジャンに出たときに作った1曲を送ります『ライクアマウンテン』」。11年前、一番手だった彼らが、今はこのステージの最後に立っている。その時間の積み重ねまでが音楽と一緒にこの場所へ響いているようだった。

『平成ペイン』では、イントロが鳴った瞬間に「平成ペイン!」のコールが完璧に揃う。そして『エマ』。イントロが鳴ったの瞬間、「1、2、3!」の掛け声。長谷川プリティ敬祐、≪Dr.≫ジェットセイヤが煽れば、“E!M!A!EMA!♪”いつものコールが響き渡る。肩を組み、手を挙げ、飛び跳ねるオーディエンス。その振動で稲佐山が揺れているように感じるほどの一体感。これはもう、エグい。
「もういっちょいくぜ!一緒に歌おう!」息つく間もなく『フォーリン』。怒涛の勢いで駆け抜けていく。
「めちゃくちゃ良い夜です!昔から家族のように長崎を感じてきたんですけど、マジで今日ファミリーになった気持ちです。最高です、ありがとうございます!」そして、「また稲佐山に帰って来てもいいですか!」と牧 達弥



『SCARY MONSTER』へ突入するが、これぞストレートなバニラズのロックンロール。フロアのうねりも凄まじい。
本編ラストは『生きもの』。メンバーは力の限り音を掻き鳴らし、いつの間にかフロアはパンパンに膨れ上がっていてオーディエンスもまた全力で応えていた。「どうもありがとうございました!go!go!vanillasでした!!」と一旦、熱いステージが終わった。

と思った瞬間。どこからともなく“もってこーい!”の声が上がった。長崎くんちでお馴染みの、あの“もってこーい”。アンコールを求める拍手と掛け声が、稲佐山に響き渡り、薄暗くなったステージに再び灯りがともった。
そこへ、長崎出身の≪Dr.≫ジェットセイヤが嬉しそうに駆け込んできた。「ありがとー!スカイジャンボリー2026!」
大村で生まれ育ったこと、この場所にいる全員がファミリーだということ。
そしてFM長崎で『GO!GO!JETT RADIO』を6年間やっていること。
「俺、FM長崎の中の人って感覚もあって、勝手に今日は主催者みたいな気持ちなんですね」。長崎出身の彼だからこそ語れる、スカジャンへの思い。「同じ長崎生まれとして、このスカジャンを日本に、そして世界にもっと広めたくて。今日来れなかった人もいると思うし、こっから未来に来る人のために、最高のフェスやっちゅうことをみんなの力で広めていこう!」この日のアンコールは自らFM長崎のボスに直談判して撮影OKに。



「最高の街!最高のレディオ!最高の夏フェス!俺らの夏、終わらんぞーーーーーーーっ!」ジェットセイヤがドラムにスタンバイ。力いっぱいドラムを蹴り鳴らす。他のメンバーも手を鳴らしながらステージへ。
牧 達弥が語る。2015年、初めてスカジャンに出演したときに出会い、仲を深め、可愛がってもらったストレイテナー。
そのホリエアツシと一緒に作った、大切な1曲。「その曲を最後、この稲佐山にみんなで届けようと思うんですけど、いかがですか!だったらもう1人呼ばなきゃいけません。俺らが初めて出たときに、この場所でトリを取ったストレイテナー・ホリエアツシ!」。ホリエアツシがステージへ、そりゃ大歓声だわ。



ハンズアップとともに、“ヲォーオッオオオオオオ、オッオオオオ、イェイイェ~イ♪”『おはようカルチャー feat.ホリエアツシ』。会場全体が大合唱と化す。マイク1本を手にしたホリエアツシも楽しそうに歌い、ときに牧 達弥と肩を寄せ合う。
2015年に一番手だったgo!go!vanillas。トリを務めていたストレイテナーのホリエアツシ。11年後、今度はその2組が同じステージで同じ曲を鳴らしている。まさに、このスカジャンの時間が繋げた瞬間だった。



「最高の夜をありがとう!これからもスカイジャンボリーをよろしく!!」。ラストの力を使い果たすかのように、オーディエンスも最後の最後まで楽しみ尽くす。演奏を終えたメンバーとホリエアツシは嬉しそうに客席へ腕を振る。見送るように、何度も、何度も。
go!go!vanillas、初の大トリは稲佐山で繋がれてきた音楽のバトンを、確かに受け取った夜だった。

SET LIST

1.one shot kill
2.カウンターアクション
3.THE WALL
4.ライクアマウンテン
5.平成ペイン
6.エマ
7.フォーリン
8.SCARY MONSTER
9.生きもの
―EN―
☆.おはようカルチャー feat.ホリエアツシ


▲