WurtS
12:05
間違いなく、今行ってみたいLIVE、観てみたいアーティストの上位に入るであろうWurtS。そんな彼を体感しようと始まる前からフロアは期待に満ちたオーディエンスが待ち構えている。
そんな中、軽やかな足取りでステージにユラリと目深にCAP を被ったWurtSはユルリと体を揺らしながら現れた。『エヴォリューション』からステージをスタートさせ、彼の中でもダンスミュージックテイストな『Talking Box (Dirty Pop Remix)』で急速のスピードでオーディエンスをアツくし、「改めましてWurtSです、よろしくお願いしますっ!」とシンプルに声を聞かせ、ディスコティックな『リトルダンサー』が始まる頃には慌てて坂を駆け下りてくる人でステージ前のフロアはいっぱいに。
恐らくWurtSを観ることが“はじめまして”であろう緩い芝生の坂に座って静かに揺れながら観ていたオーディエンスも次々に立ち上がり、全身で音楽を楽しんでいる姿が次々に増えていくのがとても良い眺めだ。「楽しんでますか?初めてスカイジャンボリーに呼んでいただきありがとうございます!今日も暑いので水分補給して最後まで楽しんでってください!ここからは踊れる曲が続きます、(坂の)上の上の方まで踊ってもらえますか?みなさん踊れますか?」ドラムの音とオーディエンスの手拍子、さらにDJのウサギの煽りもありSky Jamboreeを一瞬でひとつにした『SWAM』、身を委ねることが心地良いリズムの『NERVEs』と続き、「たのしいね~、今回初めて長崎に来れましたし、スカイジャンボリーに出れたことが本当に嬉しいです、どうもありがとうございます!次は新曲歌ってもいいですか?映画『ブルーピリオド』の主題歌です、聴いてください、『NOISE』!」小気味よいビートに走り抜けるようなスピードと緩急で息を付かせない『NOISE』から、ここからラストに向け、畳みかけるようにロック回帰。
「最後まで楽しんでってください!」と『僕の個人主義』でテンションをMAXまで振り絞られ、ラストにこの曲でWurtSと出会ったファンも多いであろう『分かってないよ』。サビの♪分かってないよ♪は、その場にいるほぼすべての人のハンズアップでの“物凄い大合唱”という言葉が相応しく、まさにステージの上と全員を巻き込み遊んでいるような“大合唱”で〆、「ありがとうございましたぁーっ!スカイジャンボリー、めっちゃ楽しかったです!」と初の長崎を満喫してくれているように見えたし、確実にSky Jamboreeのオーディエンスの目と耳を奪ったに違いない。
…終ってみるとまさにジャンルレスで中毒性のあるWurtS…、ん?最強なキラーチューンだらけのセトリだったなぁ…