サバシスター
11:00
「はじめましてー、ながさきぃーっ!」≪Vo./G.≫なちの、とびっきり元気な声でサバシスター初となる長崎のLIVEはここ、稲佐山でのSky Jamboree2024から始まった。≪G./Cho.≫るみなすが爪弾くワイルドなリフと、≪Dr./Cho.≫GKのドラムロールがパワフルな、はじめましてのご挨拶がわりな『覚悟を決めろ!』。挑戦的なタイトルがまるで“はじめまして!”のように自分たちとオーディエンスを頭っから駆り立てていく。それは遡ること数十分前、短い時間だったが行なわれたサウンドチェック時点から長崎初のサバシスターを待ちわびていたオーディエンスに一瞬で着火。まさに、このアツ過ぎるSky Jamboree2024の1曲目に相応しいPUNK ROCKだ。
そこからみんな大好きであろうリズムで一気に会場中の耳や目をステージへ集めるラモーンズへのリスペクト感ギュウギュウの『22』、切ない言葉を小気味よいメロディーに合体させた『!』で頭っから一気に走り出した。「サンキュー、サバシスターです!私たち初めての長崎で、初めてのスカイジャンボリー。超最高の場所で、超奥までたくさんの人が見えるんですけど、見渡す限りのみんながぶち上ってて最高です!初めての方がたくさんいると思うんですけどサバシスターと申します、よろしくお願いします。我々9月18日に新しいEPを出すんですけど、次はその中から先行配信してる曲を演ります。ツアー回ったりフェスで初めて会うお客さんだったり、現場に来てくれるみんなの事を歌った曲です『ハイエースナンバー』」。
結成から物凄いスピードで突っ走っている彼女たちの想いやタイトルにもなっている機材車であるハイエースから見える、感じる日々の景色が“ギュッ”と詰まったサバシスターらしい、とてもPIZZA OF DEATHらしいエモい1曲。からのポップな『ナイスなガール』。ステージの上からも下からも楽しいが伝わって来ていると、≪Dr./Cho.≫GKの「たのし過ぎて膝すりむきました(笑)、みんな気を付けてねー」と「ホントに初めてのスカジャンたのし過ぎです!こんなに素敵なステージ、こんなに大先輩がたくさん私たちの後に待ってる中、このスカイジャンボリーのトップバッターを任された意味をしっかり理解して、PIZZA OF DEATH・サバシスター、しっかり演って帰りますんで暑さに負けず最後まで楽しんでってください!」と≪Vo./G.≫なちが幸せそうにMCをしてる頃、ここにきて照り付ける太陽が少し顔を隠し風が流れ出し、ほんの少しだけ暑さが和らいだが…、ここからはオーディエンスに息つく暇を与えないくらいに畳みかける『ジャージ』、『ミュージックプリズナー』。
青春パンクという一言ではくくれないくらいにフロアを大きく動かし『タイムセール逃がしてくれ』では「みんなうたって!」叫ぶとシンガロングが起き、ステージの上のみんなもとても幸せそうな笑顔になっていて、それを見ているだけでSky Jamboreeの現場がとても美しく見えた。「ありがとう!あと1曲だけ歌って帰ります、サバシスターでした!!サイコーーーーーーっ!」と完全燃焼といわんばかりに力を振り絞っての『サバシスター’s THEME』で存在感を大きく残したSky Jamboree2024のトップを完璧に飾った天真爛漫な35分だった。