Sky Jamboree 2025

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SPECIAL REPORT

ストレイテナー



15:25

さぁここからは後半戦。DJ YUYA曰く「若武者たちがバッキバキ演りようけん兄貴バンドたちがウズウズしよります」。ということで、折り返し一発目は長崎を愛し長崎から愛され、MADE IN NAGASAKIのバンドだ。
お馴染みの鍵盤のSEが流れ出し、会場中が手拍子を始めると緩やかに4人が現れ緩やかにスタンド・イン。≪Dr.≫ナカヤマシンペイのカウントに合わせ更に大きくなっていくハンズクラップに≪Vo./Gt≫ホリエアツシが開口一発、「1番アツい時間です、盛り上がろうぜ長崎!」と、『DISCOGRAPHY』。頭っからロック全開でフロア全体が大きく飛び跳ねている。『COME and GO』から間髪いれず『シーグラス』と、ロックでありながらも、ホリエアツシの優しい歌声が美しいメロディと交差して、激しくも切なさがひしひしと伝わる。



『Skeletonize!』。LIVEではまだ新しめのこの曲。あまりなかった荒々しい歌声とオーディエンスのハンズクラップの盛り上がりは、テナーのLIVEの新しい定番になる気がした。

「暑かぁ~」と普通に長崎弁で≪Vo./Gt≫ホリエアツシがMCを始め、「昨日両親と稲佐山の頂上の展望台まで行ったんですよ。で、ここ(スカジャンのステージ上)でサウンドチェックが始まってたんですよ。そしたら女性の方が"何かリハーサル始まったよ、でもアーティストはまだ来とらんよね"って…、いや、ここにいますからっていうね、前日情報でした(笑)。次は10年前にここ(スカイジャンボリー)のステージで歌うために作った曲を演ります」。長崎で生まれ育ったホリエアツシのバックボーンがあってのこの曲。ラストの大合唱、"ラララ"の熱くも穏やかなオーディエンスとの一体感がなんともストレイテナーらしい。テナーはもちろん、ファンからも大切に育まれ、目を閉じて静かに聴き入る人が多かったのがとっても印象的な、『NO ~命の後に咲いた花~』だった。



「声聞かせてくれますか!『Melodic Storm』!」暑い日差しにステージの上も下も、盛り上がり過ぎて汗だくだ。



「ラスト、新曲を演ってアジカンに繋ぎたいと思います。今年スカイジャンボリー25周年、戦後80年の年にまた新しい曲を作ってメッセージを届けたいと思っています。人と人が奪い合うではなく与え合い、そして憎み合うではなく許し合う。そういう世界を目指して、次の章へ。聞いてください『Next Chapter』」。オルタナティブとも言われるが、"THE STRAIGHTENER"というバンドの、素直でメロディアスでドラマティックな彼らの新章、25th Yearへのスタートに相応しい温度感が伝わる、静かながらも覇気を感じた。
また来年の8月、稲佐山で新章に突入したテナーに会えるのが楽しみだ。

SET LIST

1. DISCOGRAPHY
2. COME and GO
3. シーグラス
4. Skeletonize!
5. NO ~命の後に咲いた花~
6. Melodic Storm
7. Next Chapter