Sky Jamboree 2024

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ストレイテナー



結成25周年、メジャーデビュー20周年。長崎に生まれ、この長崎を愛し長崎から愛されるバンドが今年もSky Jamboreeに、稲佐山にやってきた。

15:30
『STNR Rock and Roll』が鳴り始め、自然と大きい手拍子が鳴り出し、その手拍子に乗るように軽やかに登場してきた4人。「ん?」よく見ると≪Dr.≫ナカヤマシンペイが椅子に立ち上がって、カウントを取るようにギラギラと全体を見渡してるなぁ…、と思っていると、ゆるりとした空気の中、切り裂くギターの音とドラムの音が鳴り響き…、いきなりの≪Vo./G.≫ホリエアツシのヴォーカルが冴え渡る『KILLER TUNE』、『From Noon Till Dawn』と頭2曲バッキバキに飛ばしてきた。ステージの上はすでに熱く、ナカヤマシンペイは早くも立ち上がりオーディエンスを煽り、煽られたオーディエンスもそこに必死に喰らいついている。


「完全に元通りのスカイジャンボリーだね、元通り以上のものを見せてください!俺たちのアンセム、『Melodic Storm』」ホリエアツシが嬉しそうにそう言った。≪G.≫大山純はステージを大きく動き回り、オーディエンスのボルテージを上げ、その熱量はステージの上と下関係なく交わされる美しいサビの大合唱や、ひとりひとりが掲げる拳がとても眩しく空を指している。次の曲に向かう前、ギターを軽く鳴らしながらホリエアツシが、「ありがとうございます、俺たちストレイテナーって言います。2015年にこのステージで歌うため、長崎をイメージして作った曲を歌います、よろしくお願いします」と歌い上げた美しいメロディにこそ乗せているが、長崎で生まれ育った彼だからこそ生み出せた言葉にオーディエンスは引き込まれ、動くことなく聴き入る人がとても多かった、『NO~命の跡に咲いた花~』。そして、とても優しく穏やかなラブソングの『彩雲』。


「今年ストレイテナーは結成25周年のアニバーサリーイヤーを迎えています。やっと凄く良い全国ツアーを春から夏にかけて回って、元通り以上のスカイジャンボリーにも帰ってこれました。これからは希望しかありません。希望を願って『Silver Lining』」。9月に配信になったばかりのこの新曲、タイトルの意味に込められた"希望の兆し"という意味。ストレイテナーらしい言葉が散りばめられた日々日常の希望になりそうな、テナーのファンだけではなく音楽ファンが待ち望んでいた1曲だ。そしてラストに放ったのは『シーグラス』。ホリエアツシの切ない歌声、刹那的なメロディは、とくに夏の終わりや夕暮れにヤバいくらいに、泣けるくらいにピタッとハマった。すべてのプレイが終り、「ありがとうございました!」、そう言うとメンバー4人肩を組み深々とお辞儀をし、LIVEの〆にふさわしい余韻を残してくれた。
さて、来年はどんなセットリストでSky Jamboreeに長崎に帰ってきてくれるだろうか?



SET LIST

1. KILLER TUNE
2. From Noon Till Dawn
3. Melodic Storm
4. NO~命の跡に咲いた花~
5. 彩雲
6. Silver Lining
7. シーグラス