go!go!vanillas

今年のSky Jamboreeでトップバッターの大役を務められるのは、九州ゆかりの彼らしかいない!

ギターウルフを敬愛する両親のもと、幼少時からロックンロールを吸収してきた長崎県民。大村市出身のドラマー:ジェットセイヤが在籍する4ピースバンド“go!go!vanillas”!

新ギタリスト:柳沢進太郎を迎えてのライブはこの日で9回目、しかも九州の野外ライブ出演は初!大舞台を前にさぞ緊張しているかと思いきや、ステージ袖の彼らは力む様子もなくいたって自然体。むしろ「どう暴れてやろう?」と言わんばかり
の表情で実に頼もしい!ロックンロールの正装=革ジャンというセイヤ含め、四者四様のステージ衣装でスタンバイ。

そして定刻通り10時40分、The Fratellisのスウィンギンな楽曲をSEにメンバーが登場!

「Sky Jamboree〜!!はじめまして、go!go!vanillasでーす!!」と挨拶したうえで、ロックンロール・パーティーは『エマ』で幕開け!曲が始まった途端、4人の愉快な遊びに加わるように次々とライブエリアへ走ってくるオーディエンス。2曲目『バイリンガール』が始まるころには大勢のファンがステージ前に。炭酸水のような爽快さと刺激を持ち合わせた牧達弥の歌声が、快晴の長崎の空に染み渡る!

左手で観客を煽りながら右手だけで4つ打ちを刻んだり、身体を左右に揺らしたり捻ったりしながら叩いたり、歌とリンクしておどけたポーズを決めたり(笑)と、全身でビートの楽しさを表現するセイヤ。そしてベースライン同様、本人もステージを縦横無尽に動き回る長谷川プリティ敬祐。2人の見事なリズムワークに稲佐山全体が躍動!

2曲終えたところで「オーイェー!帰ってきたばーい!」と、方言でMCを始めるセイヤ。ネイティブな長崎弁に、笑いと拍手で応えるオーディエンス。
学生時代は部活があったため観客として観に行ったことがないものの、(中学時代にモーニング娘。の稲佐山ライブに行ったことはあるそうだが)バンドマンになったからには、Sky Jamboreeは見る側ではなく出る側で!と思っていたとのこと。
「みんなのおかげばい!そして、みんなのために新曲持ってきたけん、ブチあげていこうぜー!」と、新曲『カウンターアクション』へ。

ES 335から繰り出される柳沢進太郎のスリリングなギターリフ、16ビートとオクターブのベースが絡み合う痛快なナンバー!“ロックンロールこそが最高のダンスミュージックなんだ”と証明するかのように、芝生エリア後方のオーディエンスまでノリノリの光景。発売前の新曲なのに!

「最後に、今日一日を最高の日にするために、go!go!vanillasの魔法にかかる準備はよろしいでしょうか?」とのMCから、最後はFM長崎でもSmile Cutsとしてオンエアしていた『マジック』へ!ライブエリアで観ているファンの1人がイントロと同時にシャボン玉を飛ばし始め、まさに魔法をかけられたような空間に。
攻撃的なスネア、大海原を泳ぐようなベースライン、ステージ最前ギリギリに立って主張するギター、牧のセクシーな歌声。個性の違う4人が1つの楽曲のもとに集い、強力なパワーを放つ。そしてそれを真っ正面から受け止めるオーディエンス。

最初から袖で観ていたホリエアツシ(ストレイテナー)が「こんなに盛り上がっている一発目って、なかなか無いよね!」と、後にメンバーに語るほどの盛り上がりをみせ、あっという間にライブが終了。

深々とお辞儀したあと、ステージを去るジェットセイヤが「やっぱいオイのふるさとばい、サンキューロックンロール!!」と一言。バンド、オーディエンスともに、九州人ならではのロックンロール魂を感じた全力投球の20分間でした。

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