ORANGE RANGE

さぁ、今か今かとライヴエリアはパンパンに膨らんでいる。
DJ YUYAの「雨が上がったぁーーーーーーーっ!」という言葉通り、雨はすっかり上がり、レインコートを脱ぎ捨て、みんなが待ち構えているのは、カチャーシーに合わせたSEで登場した、キャリア18年、Sky Jamboreeには初参戦のORANGE RANGE!!

キターーーーーーっ!
一発目からの『上海ハニー』!
凄まじい威力を持った曲に、ステージ最前からシートエリアの一番奥まで一気に自分たち世界に染めてしまった。
「どうも、やって参りましたー、ORANGE RANGEでございまーす!素晴らしいテンションですね〜」と、≪Vo.≫RYO。曲の中盤からは「この素晴らしいテンションを沖縄のダンス、カチャーシーに統一していきたいと思うよ」と言うと、「ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハ イヤッサッサー」。そう、よく耳にする沖縄の盛り上がりフレーズの大合唱で山が割れそうなほど。

「今日は沖縄の風を感じてください!」と、『Ryukyu Wind』で飛び跳ねさせ、ちょっとだけリラックスさせてからの『以心電信』。フロントマン3人の良い具合のマイクリレーと、サビでは会場との一体感がハンパない。もう完全にレンジのペースに巻き込まれてしまっている。

HIROKIの「楽しー!スカジャンすごいなー!盛り上がってるなー!」という流れで、これからのライヴに欠かせないアンセムになるだろう、新曲『Enjoy!』が投入。
「タイトル通り楽しめばいい」というHIROKIの言葉通り、まだツアーやフェスで数回しか演ってないのにも関わらず、メンバーの全開感に負けないオーディエンスとのぶつかり合いは壮観で、カラフルなタオルが空を舞い、「何でお前ら歌えんだーーー(笑)!」と、メンバーに言われるくらい、完璧なSky Jamboreeのオーディエンスの盛り上がり。

そしてなんといってもORANGE RANGEの鳥肌モノのライヴの奇跡は、「きたきたきた!太陽がきたーっ!」そう、雲が晴れ、太陽の光が稲佐山を照らした。
「午前中はどうなることかと思ったけど、太陽も顔出してくれたことだし、だったらこれしかねぇよなぁ〜」。
そうこの日、この時間のために用意されたかのような『イケナイ太陽』。
イントロの”ナナナ”から大合唱。自然をも味方に、会場を包むテンションもピークに、クライマックスは戦闘能力MAXの『キリキリマイ』で、初めてレンジのライヴを体感したオーディエンス、そしてSky Jamboreeに、”ライヴバンド”としての大きな足跡を残すことになっただろう。

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SET LIST
M1:上海ハニー
M2:Ryukyu Wind
M3:以心電信
M4:Enjoy!
M5:イケナイ太陽
M5:キリキリマイ

photograph by Yuki KATSUMURA

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